一人ひとりの“らしさ”が、組織を強くする。/投資賃貸営業部 部長

Q1. 現在の仕事内容について教えてください。
投資・賃貸営業部では、一棟収益マンションの取得から運用、そして売却までを一気通貫で手がけています。市場調査をもとに物件を仕入れ、取得後は入居率の向上やリノベーションなどを通じて不動産の価値を最大化し、最も高く売れるタイミングを見極めて売却するという事業です。
単なる売買ではなく、老朽化した不動産を再生し、入居者ニーズに合わせたリノベーションを施すことで、既存のインフラを有効活用しています。これはSDGsの観点からも社会的意義のある事業だと考えています。
また、部の運営にも携わっており、事業の方向性や目標を整理したうえで、メンバーが役割を果たしやすい体制づくりを行っています。個々の力を活かしながら、チームとして成果を出すための環境づくりも重要な業務のひとつです。
Q2. マネジメントするうえでどんなことを意識していますか?
メンバーがどんな環境でも通用する力を身につけられるよう、日々の関わりの中で成長を後押しすることを心がけています。組織の中で成果を出すだけでなく、個人としても成長し続けられる力を育むことが、マネージャーとしての役割だと考えています。そのために、風通しの良く、メンバーが主体的に動ける環境づくりに取り組んでいます。
また、組織として目標達成は欠かせません。部のビジョンや目標を明確にし、今どこにいて何が必要かを可視化することで、メンバーが自分の役割を理解し、次の一歩に繋げられるよう支援しています。
Q3. 日々の業務の中で、やりがいを感じる瞬間や難しさを感じる場面について教えてください。
業務の中でやりがいを感じるのは、価値を高めた物件を狙い通りの条件で売却できたときです。マーケットの動向や物件のポテンシャルを見極める力が求められる中で、成果が出たときの達成感は非常に大きく、扱う金額の大きさも含めて責任とやりがいを感じます。
そうした業務に加えて、人材育成に関わる場面でも大きなやりがいを感じます。半年前にはできなかったことが、今では自信を持って取り組めるようになっている。そんなメンバーの成長を目の当たりにしたときは、本当に嬉しいですね。個人の成長が部の目標達成に直結するからこそ、その変化が形になって見えてきたときには、やりがいを強く感じます。
一方で人材育成には難しさもあります。一人ひとりの成長には個性があり、思い描いた通りに進むとは限りません。その中で、仕事の配分やチーム全体のバランスを保ちつつ、個々の力を引き出すことが求められます。マネージャー自身も、常に冷静に状況を見極めながら、自分自身のコンディションを整えることが大切だと感じています。
Q4. 部署やチームのレベルアップを目指して取り組んでいることがあれば教えてください。
部会や分科会、1on1などを通じて、メンバー間の知識やノウハウの共有を積極的に行っています。分科会では、仕入・運用・売却といった業務ごとに分けて、より専門的な学びができるようにしています。実践的な課題に対する打ち手を共有し、それを各自が消化していくことで、チーム全体の底上げを図っています。
また、部会や分科会ではファシリテーターを輪番制にすることで、メンバーが主体的に関われるような仕組みを取り入れています。以前はリーダーが進行役を担っていたため、参加者が受け身になりがちでしたが、輪番制にすることで「自分ごと」として捉えるようになり、発言も徐々に増えてきました。こうした取り組みを通じて、メンバーの自立を促し、意見を言いやすい風通しの良い組織づくりを目指しています。
Q5. 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
探究心があり、自ら考えて行動できる人と一緒に働きたいです。自分の業務だけでなくチーム全体の課題に対して「どうすればもっと良くなるか」を考えられる人は、確実に成長しますし、周囲にも良い影響を与えます。現状に満足せず、常に「なぜ?」と問い続けられるような知的好奇心や行動力を持っている人は、この仕事に向いていると思います。そうした方と一緒に、組織をより良くしていけたら嬉しいですね。